なぜ指数と一緒に見るのか
個別銘柄のチャートだけを見ていると、その動きが銘柄自身の話なのか市場全体の流れなのか区別しにくくなります。市場全体が大きく下げた日に一緒に下げた銘柄と、市場が上げた日に一つだけ下げた銘柄とでは、同じ下落の足でも意味が違います。そのため多くの人は銘柄のチャートを見るとき、代表的な指数を横に表示しておきます。米国株ならS&P 500とナスダック100、韓国株ならコスピがよく使われる基準です。この記事の指数と銘柄はチャートを読むための例としてだけ挙げています。
銘柄のチャートは指数と並べて見ると意味が生まれます。S&P 500・ナスダック100の構成、同じ日を100にそろえる方法、相対力の線の読み方。
個別銘柄のチャートだけを見ていると、その動きが銘柄自身の話なのか市場全体の流れなのか区別しにくくなります。市場全体が大きく下げた日に一緒に下げた銘柄と、市場が上げた日に一つだけ下げた銘柄とでは、同じ下落の足でも意味が違います。そのため多くの人は銘柄のチャートを見るとき、代表的な指数を横に表示しておきます。米国株ならS&P 500とナスダック100、韓国株ならコスピがよく使われる基準です。この記事の指数と銘柄はチャートを読むための例としてだけ挙げています。
指数ごとに含む銘柄と計算方法が違うため、どの指数を基準にするかによって比較の結果も変わります。
S&P 500とナスダック100は、時価総額の大きい会社ほど指数に大きな影響を与える方式です。そのため指数が上がった日でも、指数の中の銘柄の多くは下がっていることがあります。少数の超大型銘柄が大きく上がれば指数は上がりますが、残りの大半の銘柄には勢いがないこともあるということです。コスピも大型の半導体株の比重が大きく、二つの銘柄の動きが指数の一日を左右する日があります。指数だけを見て市場が好調だと判断する前に、同じ指数を均等の比重で計算した指数やセクターごとの流れも見ると、市場の広がりをより正確に読めます。
相対力の線は、銘柄の価格を同じ日の指数の値で割った比率をつないだ線です。買われすぎ・売られすぎを測るRSIと名前は似ていますが、まったく別の考え方です。計算の手順と読み方は次のとおりです。
価格帯がまったく違う指数と銘柄を一つのチャートに描くと比べにくくなります。そこで、開始日の値をすべて100にそろえ、その後の変化を同じ目盛りで描く方法がよく使われます。こうすれば指数と銘柄、韓国の銘柄と米国の銘柄のように通貨や価格帯の違う対象も、累積の収益率ですぐに比べられます。さらに一歩進めば、銘柄が指数よりどれだけ大きく揺れるかを示すベータや、一緒に動く度合いを示す相関係数といった数字で関係をまとめることもできます。ただし開始日をどこに置くかで絵が大きく変わるので、いくつかの開始日で確かめるのがよいでしょう。
指数と銘柄を比べるときによくある失敗です。一つずつ避けていけば、比較はずっと公平になります。
銘柄比較ツールは韓国・米国の株や指数を最大5つ選んで同じ日に100へそろえた累積の収益率を描き、変動率・最大下落率・ベータ・相関係数を一緒に計算するので、この記事の方法をそのまま試せます。世界の株式市場を一覧するツールはS&P 500やコスピをはじめとする主要指数の期間ごとの収益率を一画面で示し、指数の暴落と回復の記録ツールは、指数や銘柄が高値からどれだけ下がり、いつ回復したかを比べてくれます。相場は遅れることがあります。
この記事は指数と銘柄を一緒に読む方法を説明したもので、投資助言ではありません。指数より強かった銘柄がこれからも強いという保証はなく、相対力は過去の相対的な流れを示すだけです。指数の構成銘柄と計算方法は、指数を提供する会社の公式資料で確認してください。
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